勃起不全の治療方法
勃起不全とお医者さんで診断されてしまった場合は大きく分けると、投薬治療、手術による治療、勃起補助具を使用した3つの方法があります。
●投薬治療
最初に断っておきますが、勃起不全は健康保険が適用されない自費治療です。ですので、金額の出費を覚悟しておいた方が良いでしょう。これは早く保険適応に法律を変更してほしいものです。男にとっては非常に重要な問題です。また、精神的な専門医を訪れた場合は投薬治療の他に、精神的なカウンセリングも行われます。
勃起不全で投薬される薬は以下のものです。
テストステロン
これは勃起不全の原因が低テストステロン血症にある場合に、男性ホルモンを直接的に補う目的があります。
クエン酸シルデナフィル
これはファイザー社のバイアグラの投与です。
ヒドロキシホモシルデナフィル
これはバイエル薬品のレビトラ錠剤の投与です。
タダラフィル
これは日本新薬のシアリス錠剤の投与です。
ヨヒンビン
自律神経に効果を発揮する錠剤です。
それぞれ、用量はバイアグラ100mg（本邦未発売）＝レビトラ20mg（高齢者不可）＝シアリス20mgと言われています。
精神的な治療の場合にはまたビタミンE剤を処方される場合があります。
●手術による勃起不全治療
血管性勃起障害の場合は血管の改善手術が行われます。人工血管置き換え術やバイパス手術などが行われます。このような手術での治療での勃起不全の快復率は80〜98％とかなり高い割合で回復します。
■プロテーゼ法
陰茎の海綿体にシリコンの棒状のものを埋め込む手術もあります。陰茎プロステーシス。
■血管作動性薬剤陰茎海綿体注射
陰茎の海綿体へ、直接注射をすることにより強制的に勃起を促す治療方法です。この注射により勃起が継続して起こる。この手法を繰り返すことにより注射を打たなくても自然に勃起がするようになる例もあります。
■体外陰圧式勃起補助具
シリンダーの中に陰茎を収めて、真空状態にすることにより陰茎部に血流を送り込んで陰茎を勃起させる勃起補助具です。有効率は74％と言われています。ただし、女性とのセックスの前に行うことは、性行為のムードが台無しになるなどの欠点も多い。また、根元部分をリング状のもので締め付けて勃起させる方法もあります。これは陰茎の根元を締め付ける為に使用時間は30分程度と定められています。
■心因性
心因性のものは定期的にカウンセリングや心理療法などにより改善を促す。個人により勃起不全になった原因は様々ですので、その原因を探るとともに、ストレスの軽減などの療法もすることにより、総合的に勃起不全を治療していきます。
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